更新日:2025/9/18

ワイパーはいつ交換すればいい? クリアな視界のためにガラス撥水コーティングもおすすめです

雨の日の視界確保に欠かせないワイパー

交換時期の目安やおすすめのワイパーのほか

ガラス撥水コーティングについてもご紹介


ワイパーはいつ交換すればいい? クリアな視界のためにガラス撥水コーティングもおすすめです


ワイパーの構造と大切さは、昔からずっと変わっていません


クルマのメカニズムはまさに日進月歩。今やアダプティブクルーズコントロール(注1)やレーンキープアシスト(注2)など、「ほぼ自動運転?」と思えるほどのハイテクが、普通の軽自動車にも備わる時代になりました。また、かつて「交通戦争」という言葉が一般的だった1950年代から90年代には、年間交通事故死者数は年間1万人を超えることもありましたが、昨2024年の事故死者数は2600人強。その主な理由も、自動車の安全性が進化したからだと言われています。


クルマの進化は自動運転や安全性だけではありません。たとえば、今からちょうど20年前の1995年に発売されたトヨタ・カローラの中核モデル1500セダンのカタログ燃費は10・15モードで18.8km/L。対して1800ハイブリッドのみとなる最新のカローラセダンの燃費はWLTCモード (注3)で30.2km/L。しかも、現在のWTLCモードは昔の10・15モードと比較すると、3割ほどよくない数字になると言われていますから、20年前から燃費は実質的に2倍くらいになっていると思われます。


このようにクルマのいろいろな技術は飛躍的に進化しているわけですが、一方で、大昔から基本的な構造が変わっていないのが“ワイパー”です。たとえば、クルマのパワートレインはエンジン単体からからモーターを組み合わせたハイブリッド、そしてモーターのみの電気自動車へ……と根本から変わっていますが、“先端にゴム部品を取り付けたアームが、半円状に往復する”というワイパーの基本原理はずっと不変です。


そうした現状もあって、メディアなどでもワイパーが話題に上ることはめったにありません。ただ、本格的に雨が降っているのにワイパーがない……と想像したら、怖くて走れませんよね。また、近年は梅雨時や夏季の“ゲリラ豪雨”も当たり前になりつつあり、降雨に対する備えは、どんどん重要になっています。


明るい視界はワイパーブレードの定期的な交換で確保


前記のように、細長いゴム部品をガラスに押し付けて往復させることで、ウインドウに付着した水分を拭き取る……というワイパーの基本現原理は今も昔も変わっていません。


一般的なワイパーはクルマ側に取り付けられて左右に動く金属製の“ワイパーアーム”、ワイパーゴムをガラスに押しつける“ワイパーブレード”、そしてガラス面を拭き取る“ワイパーゴム”で構成されています。劣化しやすいゴムの部分だけを交換できる場合もありますが、微妙な曲面となっているガラスにワイパーゴムをすき間なく押し付けるブレードも拭き取り性能に影響します。ですので、ワイパーゴムもワイパーブレードも消耗品なので、丸ごと交換するのが一般的です。


ただ、ワイパーブレード/ワイパーゴムの寿命は気候条件や使用頻度によって大きく左右されるため、“×ヵ月ごと”とか“△年に1度”といった期間を区切った交換時期は決めづらいのが現実です。もしかしたら“何百回、あるいは何千回往復したら交換”とは言えるかもしれませんが、ワイパーを拭き取り回数を数えるのは、事実上不可能です。


というわけで、ワイパーは使った時に“拭きムラ”ができるなど拭雨性能の低下を感じたら、早めに交換するようにしましょう。そうでなくても、ワイパーが大活躍するであろう梅雨時期の直前、そしてワイパーを酷使した梅雨~夏季の直後となる秋口など、性能低下が実感できる前に定期的に交換するのもおススメです。


明るい視界はワイパーブレードの定期的な交換で確保


新しい発想から生まれた、幅広い車種に対応する高機能ワイパー


クルマのメカニズムはまさに日進月歩。さて、ここでは2種類のワイパーブレードをご紹介しましょう。雨粒を拭き取る仕組みは変わらなくても、ワイパー自体は進化しています。近年はゴムに撥水性能を与えたタイプのほか、ブレードとゴムが一体になったフラットワイパーと呼ばれるタイプが人気ですが、ハイクオリティなHID & LED製品でおなじみのベロフ(BELLOF)が手がけた「アイ・ビューティー フラットワイパー」もそのひとつです。


最も大きな特長は、7種類のアタッチメントを用意し、その組み合わせを変えることで輸入車を含めた様々な車種に取り付けることができる独自システムを採用していること。U字フック、サイドロック、センターロック(ロック部分の幅により2種類あり)、ピン・フックの全部で5つの接続タイプを用意し、国産車・輸入車、右ハンドル・左ハンドル問わず、多岐にわたるワイパーアーム形状に幅広く対応しています。


また、耐熱性・耐候性・耐寒性に優れる国産の自己撥水型シリコンゴムを採用し、ワイパーを動かすとシリコンゴムから撥水剤が徐々に染み出し、フロントガラス表面に強力な撥水被膜を形成します。また、この効果によって、継続した撥水被膜保護と被膜欠落部分の補修も可能となりました。


新しい発想から生まれた、幅広い車種に対応する高機能ワイパー


拭き取り性能にこだわった、国産車用フラットワイパー


もうひとつは、拭き取り性能にこだわった国産車用フラットワイパー「BOSCH Aerotwin J-Fit(+)〔ボッシュ エアロツイン J-フィット(+)」。「ボッシュならバッテリーが有名だよね」とご存じの方もいらっしゃるかもしれません。ボッシュは自動車部品を幅広く手がける世界有数のメーカーで、ワイパーも高性能な製品を用意しています。


エアロツイン J-フィット(+)は、カーブを描くストリップ形状により、ワイパーブレードの接合部を無くしたフラットなフォルムを採用。フロントガラスへ圧力が均一に伝わるため、水滴を常にきれいに拭き取ってくれます。また、フラットブレードの独特な形状により圧力がブレードへ均一に掛かるので、ゴムが劣化した際に従来品のような局所的な拭き漏れ・拭き残しが発生しにくく、クリアな視界が長期間持続します。さらにグラファイトを配合した天然ゴムにより、ガラス面との摩擦の大幅な軽減を実現。

動作音や不快な振動が低減し、より静かになりました。


そしてもうひとつの魅力は、エアロダイナミックフォルムによる全面スポイラー構造により、オールシーズンすべての天候に対応してクリアな視界を確保できること。あまり雪が降らない地域のみなさんでも、「もし雪が降ったときにもちゃんと拭き取ってくれるかな」と心配な場合はおすすめのワイパーなんです。


拭き取り性能にこだわった、国産車用フラットワイパー「BOSCH Aerotwin J-Fit(+)〔ボッシュ エアロツイン J-フィット(+)」


お住いの地域によってはウインターブレードもおススメ


さて、ワイパー部品の中でも最大のカナメとなるのは、やはりガラスに直接触れるワイパーゴムです。ただ、ご承知のようにゴムは気温などによって柔軟性が変わり、払拭性能も変化します。また、複数の骨組みでバネ効果を発揮するパンタグラフ構造のブレードの場合、すき間に氷や雪などが詰まって性能が低下するケースもなくはありません。


もちろん、最新のワイパーブレードはそうした気温変化も考慮して、ご紹介した「BOSCH Aerotwin J-Fit(+)」のように1年中安定した性能を維持するオールシーズンタイプが主流となっています。


しかし、降雪量がとくに多かったり、冬の寒さが厳しい雪国や北国にお住まいであれば、冬季のみ“ウインターブレード”などと呼ばれる冬用ブレードに交換すると、さらに安心です。


ウインターブレードはブレード部分をゴムですっぽり覆う構造で、さらに気温が低下しても硬くなりにくいワイパーゴムを組み合わせることで、大雪や厳寒下でもワイパーが柔軟にフロントガラスに密着するようになっています。


ボッシュでは、冬用ワイパーとして「SnowGraphite(スノーグラファイト)」を用意しています。グラファイトコーティングを施すことで、反転時や作動時のビビリ音を抑えてスムーズな拭き取りができ、撥水コーティングの効果も長持ちします。降雪地にお住まいの方はもちろんのこと、雪がたくさん降る場所にお出かけされるときなどは、視界確保のためにスノーワイパーの装着がより安心ですね。なお、コクピット/タイヤ館ではワイパーも無料で点検していますので、「まだ大丈夫かな?」と気になる方はぜひご利用ください。


お住いの地域によってはウインターブレードもおススメ


ガラス撥水コーティングも効果的。でも、ワイパーも大切


冒頭に“ワイパーの仕組みは大昔から変わっていない”と書きました。それは事実なのですが、走行中のフロントガラスをきれいに保つアイテムは、実はもうひとつあります。それは“ガラス撥水コーティング”です。


ガラス撥水コーティングは、読んで字のごとく、ガラスの表面に撥水効果のあるコーティングを施すことで、そもそも水滴や雪の結晶をガラスに付着しにくくするものです。


ガラス撥水コーティングには、DIYでもできるコーティング剤単体、あるいはプロによる作業も含めたコーティング施工の形態で提供されますが、いずれにせよ、しっかりとコーティングされたガラスは、雨滴や雪粒がガラスの表面をスルスルと面白いように滑ります。そして、一定の条件を満たせば、ワイパーなしでクリアな視界で走行できるほどです。


コクピット/タイヤ館でも「ガラス撥水コーティング」を行っている店舗がありますので、施工してみてはいかがでしょうか。


施工はそれほどお時間を要しません。まずフロントガラスをきれいに洗浄し、汚れをしっかりと落とします。クルマはさまざまな場所を走ります。砂ぼこりが立つところだったり、行き交うクルマの排気ガスにもさらされています。ボディが汚れるのと同じようにウインドーも汚れます。フロントガラスの表面には、油膜や水あかなどさまざまな汚れが付着しています。最近は黄砂といった少々やっかいな汚れも気になるところ。まずは、丁寧にフロントガラスをきれいにすることが重要です。


ガラス表面の汚れを落としたら、続いて撥水皮膜を形成するコーティング剤をムラなく塗布し、丁寧に磨きあげていきます。フロントガラスに水をはじく被膜を形成することで、ガラスの表面についた水滴を流れやすく、ワイパーで拭き取りやすくするものです。


「ガラス撥水コーティング」は、やはりその効果は時間とともに少しずつ落ちてきて定期的なメンテナンスが必要ですし、あまりに雨量が多かったり水分を多く含んだベタ雪などでは効果が追いつかないケースもありますので、現実的にはおなじみのワイパーの出番がなくなるわけではありません。


ただ、しっかりと「ガラス撥水コーティング」がされたガラスはワイパーの滑りも良くなるので、季節や用途に合わせた定期的なワイパーブレード交換に、これまた定期的な撥水コーティングを組み合わせれば、クルマの安全にも不可欠な視界対策はカンペキ……といっていいでしょう。


安心、安全のためにも雨の日の視界確保は大切ですので、「ガラス撥水コーティング」を施工してみませんか。併せて、ワイパーブレードやウォッシャー液の点検もいたしますので、ぜひご相談ください。


「ガラス撥水コーティング」がされたガラス

(注1) アダプティブクルーズコントロール

クルマに搭載された専用のセンサーとコンピュータを用いて、アクセル操作とブレーキ操作、両方を自動的に行う、運転支援システム。


(注2) レーンキープアシスト

クルマに搭載されたカメラで前方路面の車線を認識し、高速道路の直線道路で車線を維持し、ハンドル操作を軽減する、走行支援システム。


(注3) WLTC モード

「市街地」、「郊外」、「高速道路」といった走行モードで構成された国際的な試験法に則った燃費の測定方法。

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